妊娠発覚~産後子どもと一緒に暮らすまで

2015年は、ayumiにとって大きな転機の年でした。

2015年2月、交際していた彼氏と別れ、夜中、仕事が返りにぷらっと入った飲み屋で今の主人と出会います。僅かな友達期間を経て、5月から交際スタート。「結婚しよう」とノリノリでしたが、8月1日、いざ妊娠が発覚すると、オロオロしてしまいました。だって、私は躁うつ病の治療中で、多額の借金もあり、両親との不仲で殆ど音信不通の状態でしたから。


妊娠発覚後~私の持病の躁うつ病が悪化し、夫婦ともに遠方の田舎から出てきた身で、薄給でありながら双方借金もあり、夫はほとんど仕事で家に居らず。
 ○母である私の病気の問題 
 ○金銭面の問題 
 ○子育てにおいてマンパワーの不足 
という3つの大きな課題を前に、果たして子育てできるのか??

嬉しいご報告。乳児院から息子を引き取れました。(児童相談所とのやりとりについて等)より


正直、いま子育てできているのは、本当に沢山の方の協力と、私たち夫婦の努力の結果だと思います。子どもを養育するのに、これだけの時間と労力とお金と、期待と不安と勇気が要るなんて。


精神疾患(うつ病、躁うつ病、統合失調症など)や金銭苦で悩んでいる方、もしかしたらお産を諦めようと苦渋の決断に迫られている方・・・

私は沢山悩み模索しましたが、結果的にお産を乗り越え、いま息子と幸せに暮らしています。

「こんな一例もあるのか」と、何かの参考になればと思います。



ayumiが通ってきた道筋(時系列)

2015年

>>8月

  • 婦人科のエコーで妊娠発覚
  • 保健所に母子手帳を取りに行く。⇒地域の保健師との関わりを持つ
  • 双方のの実家に挨拶に行く
  • 職場に妊娠を告げる
  • 入籍
  • 結婚式を考える

この1か月は、九州・東北のそれぞれの実家に飛行機・新幹線で移動し挨拶。

飲んでいた薬が胎児にとって禁忌薬と分かり、服薬中止⇒躁鬱悪化でかなりグロッキーでした。

>>9月

  • 保健師と毎週相談。お金のこと、育児のこと。
  • 神経科と産科の連携が取れる大きい都立病院に転院する。⇒MSWとも連携をとる
  • 毎日だるい。お腹がぽっこりしはじめる。
  • 両家顔合わせ・挨拶をする。
  • 結婚式打ち合わせ

>>10月

  • 毎日寝てばかり。仕事も休みがち。
  • 結婚式衣装合わせ・結婚指輪用意
  • ベビーグッズをそろえ始める
  • 新居内見・契約・引っ越し業者手配
  • 貯金はとうに底をつき、赤字生活。

病状かなりグロッキー

>>11月

  • 結婚式(まとまった額のご祝儀を頂き、食つなぐ)
  • 引っ越し
  • 退職
  • 胎児の性別が判明
  • 友人らに妊娠公表
  • 産後、もしものためにと児童相談所担当職員と顔合わせ

>>12月

  • 障害手帳、障害年金の申請を促される。手続きに奔走。
  • 金銭苦が深刻に。生活保護も視野に入れ役所に相談するも玉砕。
  • ストレスがピークに達する。路上で倒れこみ、救急搬送。
  • 実家の法事で日帰りで九州へ。

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2016年

>>1月

  • 産後うつ状態になる可能性が高く、医師より産後2週間以上入院の必要性があると告げられる。
  • また、退院後もさらに1か月程度自宅療養が必要であると告げられる。
  • その間、乳児院に生まれた子どもを預ける必要性がある⇒児童相談所にも面談に赴く。
  • 障害手帳発行
  • 障害年金の申請書類作成に苦戦する。
  • 辞めた会社に傷病手当の申請をしたら受理される(生活の足しに。)
  • 夫が忙しすぎて相談できず解決にも至らない

ここまでの手続き(結婚式・引っ越し全て)を私一人で担っていたので、ストレスが度を越え、生きていくのさえ辛くなり・・・こころの相談ダイヤルで「エンブリオ基金」のことを教えてもらう。

>>2月

  • 夫がようやく向き合ってくれ、仕事を3週間休んでもらう。
  • 乳児院の予約が間に合わないからと、任意で児童福祉施設入所措置の同意書にサイン
  • 年金事務所に障害年金の申請書類一式提出⇒受理。
  • ハローワークで失業保険の受給期間延長申請
  • 産後に備え、産褥ヘルパーを登録・利用してみる
  • 育児費用を融資してもらえないか銀行に審査を出すも玉砕(後に夫側に消費者金融のローンがあることが判明する)
  • エンブリオ基金での支援が決定する

>>3月

  • 臨月。残りの検診費支払いはエンブリオ基金から支援頂く。
  • 夫、転職。在宅時間が確保できる(育児参加可能に。)が、給料が下がる。
  • 障害給付を利用した育児支援ヘルパーの利用登録
  • 破水⇒入院⇒出産(2016/3/21)⇒入院

>>4月

  • 神経科退院(~4/2)
  • 息子退院(~4/8)⇒その日のうちに乳児院入所。面会は週1回1時間きりに。
  • 障害年金の受給決定の通知が届く

>>5月

  • 育児支援ヘルパーのおためし利用を始める
  • 病状は安定するも、児童相談所の動きは遅く、息子帰ってこない⇒焦燥感
  • 乳児院面会は週2日になる
  • 児童相談所に対しては措置解除の申し立てを行うも、スルーされる
  • 試験的に息子一時帰宅
  • ハローワークに行き、失業保険受給期間延長解除、失業保険受給申請

>>6月

  • 失業保険初回振込
  • 障害年金初回振込
  • あまりにも児童相談所が自宅引き取りの動きを見せない⇒都に審査請求依頼
  • 息子の試験外泊スタート

>>7月

  • 試験外泊が無期限長期となった旨連絡があり、審査請求を取り下げるよう児相より指示
  • 審査請求を取り下げるも、月末になっても一向に措置解除決定通知書が届かず。⇒痺れを切らし、都庁に問合せ。児相を指導する部署より児相に連絡がいく
  • 7月28日付で、ようやく措置解除が決定

>>8月

  • 処置解除決定通知書が届く
  • エンブリオ基金より、おむつ代ミルク代の支援金が振り込まれる


怒涛のような1年間でした。



お世話になった場所・こと・リンク

地方自治体の行政サービス  

例)障害手帳の交付、ホームヘルプサービス、妊娠に関わるサービス等


公的年金サービス 例)障害年金の受給について


その他 例)資金援助・貸付制度等

社会福祉の制度 - 生活福祉資金について -

このページでは、社会福祉の各分野のあらましをご紹介します。「生活福祉資金貸付制度」は、低所得者や高齢者、障害者の生活を経済的に支えるとともに、その在宅福祉及び社会参加の促進を図ることを目的とした貸付制度です。 本貸付制度は、都道府県社会福祉協議会を実施主体として、県内の市区町村社会福祉協議会が窓口となって実施しています。低所得世帯、障害者世帯、高齢者世帯等世帯単位に、それぞれの世帯の状況と必要に合わせた資金、たとえば、就職に必要な知識・技術等の習得や高校、大学等への就学、介護サービスを受けるための費用等の貸付けを行います。 また、本貸付制度では、資金の貸付けによる経済的な援助にあわせて、地域の民生委員が資金を借り受けた世帯の相談支援を行います。 平成27年4月から新たに生活困窮者自立支援法が施行されます。生活困窮者自立支援制度は、生活上のさまざまな課題を抱えた方に、包括的な相談支援を継続的に行うことにより、自立の促進を図ることを目的としています。 この生活困窮者自立支援制度の施行に伴って、本貸付制度においても、より効果的に低所得世帯等の自立支援を図るために、生活困窮者自立支援制度と連携した貸付を行うこととして、その見直しが行われました。総合支援資金と緊急小口資金の貸付にあたっては、就労支援をはじめ包括的な支援が必要であることから、就職が内定している者等を除いて生活困窮者自立支援制度における自立相談支援事業の利用を貸付の要件とすることになりました。 生活福祉資金の貸付けの対象となる世帯は下記のとおりです。低所得世帯…資金の貸付けにあわせて必要な支援を受けることにより独立自活できると認められる世帯であって、必要な資金を他から借り受けることが困難な世帯(市町村民税非課税程度)。 障害者世帯…身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者(現に障害者総合支援法によるサービスを利用している等これと同程度と認められる者を含みます。)の属する世帯。 高齢者世帯…65歳以上の高齢者の属する世帯(日常生活上療養または介護を要する高齢者等)。 貸付資金は、総合支援資金、福祉資金、教育支援資金、不動産担保型生活資金の4種類です。 各資金の概要や貸付条件は、別表1「生活福祉資金一覧」のとおりです。 別表1 

www.shakyo.or.jp





※実体験は、ブログ記事を参照してください。

一番勘違いしてはいけなかったのは、手帳=レッテル のような感覚でしたが、違いました。  手帳=福祉サービスを受けられる資格を受給した、と捉えるのが正しいかと思います。

ayumiのブログより

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育児をたのしむ

渋谷区在住、新米主婦・0歳児ママの、のんびり夢に向かうブログです。